自然のリズム
人の体の中にある「体内時計」。
毎日を心地よく暮らすポイントは快眠。
そもそも睡眠とは、大脳の休息のためのもの。
大脳は睡眠でしかその機能を回復できない。
「何時間寝たか」よりも、脳を休める深い睡眠がどれだけ取れたかという
睡眠の質の方が大切。
では、大脳をリラックスさせる質の高い睡眠に何が重要か?
それが「体内時計」。
夜遅くまで起きていようとしても眠くなる。
今日はゆっくり寝ていようと思ってもいつも通り起きてしまう。
これが脳に組み込まれた体内時計の作用。
体内時計には約90分のサイクルが存在すると言う。
集中力が持続するのも90分くらいが限界では?
この90分が眠りにも当てはまる。
睡眠はノンレム睡眠で始まりレム睡眠に移行していくが、
これがだいたい90分でワンセットになっている。
レム睡眠で覚醒状態に近づいた時に目が覚めると寝起きが良く頭もスッキリする。
どうせ寝るなら睡眠時間は90分の倍数がいい。
大脳の健康の為には90分×4サイクル=6時間が必要。
ただし、
今の時代、体内時計の自然のリズムはかなり不規則になっており
あまりにも昼と夜、毎日のリズムがバラバラになっていると
真っ先に影響を受けるのが睡眠。
体内時計が混乱したまま寝ると、たとえ睡眠時間が十分であっても
大脳が休息できる深いノンレム睡眠の時間が短くなってしまうのである。
先ずは体内時計を正常に保つことが大切である。
よって、人間本来の
「太陽と月のリズムに素直に身を任せた生活」
がリラックスへの近道です。心掛けてみては?